2014年3月10日月曜日

DIに1年間はまってみて気づいたこと

2013年は、個人的にDIを推進しました。
1年間活動してみた結果、気づいたことをまとめておきます。

DIコンテナは使いませんでした。自作のファクトリクラスでインスタンス化するようにしました。理由は2つあり、1つはDIコンテナを組み込む権限がプロジェクト内で与えられていなかったから、もう1つは自分の担当範囲で使用するだけなので、シンプルな仕組みで十分だったからです。

気づいたこと
クラスを設計するときの考え方が変わりました。新しいクラスを追加するとき、「そのクラスが機能を実現するにはどんなクラスが必要か」ということを考えるようになりました。こうすることで、クラスが果たすべき責務が明確になり、クラス設計が改善されました。

反面、注意すべきことも見えてきました。「依存する側」と「依存される側」という観点でクラスをどんどん分割していきますが、やり過ぎると何もしないクラスができてしまいます。望ましい設計について、「2回測って1回で切る」とどこかで読んだことがあります。自分なりに解釈すると、1回目は機能をどんどん分割していく設計、2回目は無駄なクラスを統合していく設計とするとうまくいくような気がしました。

自作のファクトリにも問題点が見えてきました。小さいアプリケーション(2画面/5人日)だったのでファクトリクラスを1つしか用意しなかったのですが、巨大なクラスになりかけていました。ファクトリを分割し、ファクトリ同士のDIも必要になると思いました。ただ、そこまで複雑になるようであれば、DIコンテナの採用を検討するべきだと思います。

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