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2021年5月24日月曜日

Strings.StrConvで全角に変換するときにサロゲートペア文字が文字化けする

Strings.StrConvで全角に変換しようとする文字列にサロゲートペア文字が含まれていると"??"に変換されてしまいます。

Debug.WriteLine("𠀋=" + Strings.StrConv("𠀋", VbStrConv.Wide)); // 𠀋=??と表示される

「.NET Frameworkは文字列を内部的にUnicodeしており、標準機能のStrConvを使用しているからヨシ!」と思っていると失敗するので注意が必要です。

参考

Strings.StrConv


2015年11月9日月曜日

ASP.NETでファイルをダウンロードするボタン

クリックするとファイルをダウンロードするボタンを作りました。
主な機能は以下のとおりです。

  • クリックするとFileプロパティにセットされたファイルをダウンロードする
  • FileプロパティはClickイベントやDownloadingイベントでセットすることもできる
  • Downloadedイベントで動的に作成したファイルを削除することもできる
使用するには、以下の手順に従います。
  1. FileDownloadButtonをプロジェクトに追加する
  2. FileDownloadButtonをツールボックスへ追加する
    参考: 方法 : Visual Studio でカスタム ASP.NET サーバー コントロールを使用するの「カスタム コントロールをツールボックスに追加するには」
  3. *.aspxへFileDownloadButtonを配置し、イベントハンドラを設定する
    例:
    <cc1:FileDownloadButton ID="FileDownloadButton1" runat="server"
                            Text="Download"
                            OnDownloading="FileDownloadButton1_Downloading"
                            OnDownloaded="FileDownloadButton1_Downloaded"/>
    
  4. *.csでイベントハンドラを実装する
    例:
            protected void FileDownloadButton1_Downloading(object sender, EventArgs e)
            {
                // Tempファイルを作成する
                var path = Path.GetTempFileName();
                var file = new FileInfo(path);
    
                // Tempファイルへデータを出力する
                using (var s = file.OpenWrite())
                using (var w = new StreamWriter(s))
                {
                    w.WriteLine("Hello");
                    w.Flush();
                }
    
                // FileDownloadButtonのFileプロパティへTempファイルをセットする
                FileDownloadButton1.File = file;
            }
    
            protected void FileDownloadButton1_Downloaded(object sender, EventArgs e)
            {
                // Tempファイルを削除する
                FileDownloadButton1.File.Delete();
            }
    
Content-Typeの設定やレスポンスの呼び出しなど、低レベルな処理をカプセル化できるので、導入のメリットはそこそこあると思います。よろしければご利用ください。

以下、FileDownloadButtonのソースです。

2015年9月28日月曜日

ASP.NETで動的に画像を生成して返す(IHttpHandler版)

ASP.NETで動的に画像を生成して返すようなときは、WebFormを使用するのが一般的なようです。

この記事ではIHttpHandlerインターフェイスを実装して画像を生成して返す方法を紹介します。
以下2つの手順に従います。

  1. IHttpHandlerインターフェイスを実装した画像を出力するクラスを実装する
  2. 1のクラスをweb.configファイルへ登録する
まず「IHttpHandlerインターフェイスを実装した画像を出力するクラスを実装する」について説明します。このクラスのポイントは3つあります。
  1. IHttpHandlerインターフェイスを実装すること
  2. 画像のバイナリデータをHTTPレスポンスへ出力すること
  3. Content-Typeヘッダを適切に設定すること
次のサンプルプログラム(一部)をご覧ください。
namespace HttpHandlerSample
{
    // 動的にPNG画像を生成するクラス
    public class PngHandler : IHttpHandler
    {
        // このオブジェクトが再利用可能かを返すプロパティ
        public bool IsReusable
        {
            get
            {
                return true;
            }
        }

        // ...略...

        // HTTPリクエストを処理するメソッド
        public void ProcessRequest(HttpContext context)
        {
            // 画像を生成する
            using (var image = GenerateImage())
            {
                // PNG形式でHTTPレスポンスへ出力する
                var output = context.Response.OutputStream;
                image.Save(output, ImageFormat.Png);
                output.Flush();
            }

            // Content-TypeヘッダをPNG形式に設定する
            context.Response.ContentType = "image/png";
        }

        // ...略...

    }
}

IHttpHandlerにはIsReusableプロパティとProcessRequestメソッドが定義されています。このProcessRequestメソッドを実装することで機能を実現します。
画像のバイナリデータを出力するには、Image#Saveメソッドを使用します。
Content-Typeヘッダを指定するには、HttpResponse#ContentTypeプロパティを使用します。画像の形式が一致するように設定します。

次に、上のクラスをweb.configへ以下のように設定します。
<configuration>
  <system.webServer>
    <handlers>
      <add name="PngHandler" path="*.png" verb="GET" type="HttpHandlerSample.PngHandler"/>
    </handlers>
  </system.webServer>
</configuration>
ちなみに

以上で動的な画像の生成が実現できます。
以下、サンプルコード全体です。

2015年8月31日月曜日

年齢を計算する関数

過去に実装した年齢計算プログラムのロジックが残念なことになっていましたので、考えを整理しました。
記事の最後に載せたプログラムのコメントにも書きましたが、ポイントは2つあります。
  1. 基準日の年と生年の差
  2. 基準日がその年の誕生日よりも前のときは1を減算する
2つ目の条件につきましては、生年月日の年を基準日の年と置き換え、年齢を求める日付と比較すれば判定できます。
「年齢を求める日付」はいい言葉が思いつきませんでした。いい言葉をご存知の方はコメントして頂けると助かります。
2015/8/31
NARITA Shoさんから「Excel 界隈では「基準日」という語が使われているみたいですね。」とのコメントを頂きました。ありがとうございました。

以下、xyzzy lispとC#での実装を記載します。
2015/9/2
C#での実装例を追加しました。

2014年9月8日月曜日

.NETで改行を含む文字列を組み立てるならStringWriterがおすすめ

プログラムの実行時に文字列を組み立てるなら、StringBuilderクラスを使うのが定石です。しかし、改行で区切った文字列を組み立てようとすると、どうにも見苦しくなってしまいます。
var sb = new StringBuilder()
.Append("select *").Append(Environment.NewLine)
.Append("  from Table1").Append(Environment.NewLine)
.Append(" where Column1 = @Value1").Append(Environment.NewLine);


そんなときはStringWriterクラスを使うのがお勧めです。
var sw = new StringWriter();
sw.WriteLine("select *");
sw.WriteLine("  from Table1");
sw.WriteLine(" where Column1 = @Value1");

コードがスッキリ見やすくなりました。

参照
StringWriterクラス
StringBuilderクラス

2014年9月1日月曜日

ADO.NETのData ProviderでRDBへの依存をカプセル化するにはDbProviderFactoryを使う

これまでに経験したシステム開発では、DBを決めずに開発が始まることはなかったので、必要になる場面はなかなかないと思いますが、DbProviderFactoryを使えばRDBに依存しないコードが書けます。
次に例を示します。
    class Class1
    {
        private readonly DbProviderFactory factory;
        private readonly string connectionString;

        public Class1(DbProviderFactory factory, string connectionString)
        {
            this.factory = factory;
            this.connectionString = connectionString;
        }

        public List<object> Method1()
        {
            using (var conn = factory.CreateConnection())
            using (var command = factory.CreateCommand())
            {
                conn.ConnectionString = connectionString;
                conn.Open();

                command.Connection = conn;
                command.CommandText = "select * from Table1 where ID = @ID";

                var param = factory.CreateParameter();
                param.ParameterName = "ID";
                param.Value = "ID1";
                command.Parameters.Add(param);

                var reader = command.ExecuteReader();

                var result = new List<object>();
                while (reader.Read())
                {
                    var arr = new object[reader.FieldCount];
                    reader.GetValues(arr);
                    result.Add(arr);
                }

                return result;
            }
        }

実際にはSQLもRDBに合わせてコーディングしないといけないので、DbProviderFactoryだけでは不十分と思います。

2014年8月11日月曜日

ASP.NETでJavaScriptからポストバックを発生させる方法

ASP.NETアプリケーションをコーディングしていて、JavaScriptからポストバックしたいというケースがあります。例えば、検索結果の一覧をテーブルで表示しており、任意のセルをクリックした時に詳細を表示する画面へ遷移するケースなどです。

こういう状況に対応できるのが、次のクラスとインターフェイスです。
まず、JavaScriptのイベントハンドラに対して、ClientScriptManager.GetPostBackEventReferenceで取得した文字列を呼び出すように実装します。このとき、引数として渡した文字列が、次で実装するポストバックイベントハンドラの引数になります。ClientScriptManagerオブジェクトは、Page.ClientScriptから取得できます。
class MyPage : Page {

     protected void Page_PreRender(object sender, EventArgs e) {
         var args = "xxx"; // 例えば、詳細情報を表示するためのプライマリキー
         var js = ClientScript.GetPostBackEventReference(this, args);
         Table1.Rows[0].Cells[0].Attributes.Add("onclick", js);
     }

}

次に、ポストバックを受けるクラスが、IPostBackEventHandler.RaisePostBackEventを実装します。
// 上のクラスへIPostBackEventHandlerを実装
class MyPage : Page, IPostBackEventHandler { 
    ...
    public void RaisePostBackEvent(string eventArgs) {
        // 例えばセッションへeventArgsをセットして詳細ページへ遷移する
        Session.Add("key", eventArgs);
        var detail = ResolveUrl("~/MyDetailPage.aspx");
        Server.Transfer(detail);
    }
}
以上でJavaScriptからのポストバックが機能します。私が最初に思いついたのは、CSSで非表示にしたボタンをJavaScriptからクリックするという方法でした。しかし、こちらのほうが何倍もスマートだと思います。
ClientScriptManagerには、他にも様々なメソッドがあります。まだまだ便利な機能がありそうです。

参考:
ClientScriptManager
IPostBackEventHandler

2014年8月4日月曜日

ASP.NETアプリケーションの起動時にWeb.configファイルを読み込むには

ASP.NETアプリケーションの起動時に設定ファイルを読み込み、システムの初期設定をしたいというケースがあると重います。

設定ファイルを読み込むための、WebConfigurationManager.OpenWebConfigurationメソッドには、引数として設定ファイルの仮想パスが必要です。仮想パスの取得方法として、ASP.NET Web プロジェクトの仮想パスに手順が記載されていますが、アプリケーションの起動時には適用できません。なぜなら、紹介されている方法ではHttpRequestクラスを使用するのですが、アプリケーション起動時には、HttpRequestオブジェクトが使える状態にないからです。

そこで、代わりに使用するのが、HttpRuntimeクラスです。このクラスの、AppDomainVirtualPathプロパティから、アプリケーションの仮想パスを取得できるので、あとはファイル名を結合するだけです。結合には、VirtualPathUtilityクラスを使うとベターでしょう。
var path = VirtualPathUtility.Combine(HttpRuntime.AppDomainVirtualPath,
                                      "Web.config");
var conf = WebConfigurationManager.OpenWebConfiguration(path);

仮想パスをいい加減に扱うと、サーバーへインストールしたら動かなくなることがあります。HttpRuntimeクラスを使い、環境の変化に強いコードを書きましょう。

2014年7月21日月曜日

C#でアプリケーション設定ファイルを拡張する方法

.NETには標準で設定ファイルを読み込むためのAPIが公開されています。
そのままでも単純なキー=値形式の定義できます。
カスタマイズするには、主に次の3つのクラスを使用します。
  • ConfigurationSectionクラス
  • ConfigurationElementクラス
  • ConfigurationElementCollectionクラス
ConfigurationSectionクラス
カスタマイズした設定項目のルートになるクラスです。
    class NetworkConfigurationSection : ConfigurationSection
    {
        [ConfigurationProperty("LocalHost")]
        public NetworkConfigElement LocalHost
        {
            get { return base["LocalHost"] as NetworkConfigElement; }
            set { base["LocalHost"] = value; }
        }

        [ConfigurationProperty("Networks")]
        public NetworkConfigElementCollection Networks
        {
            get { return base["Networks"] as NetworkConfigElementCollection; }
        }
    }


ConfigurationElementクラス
設定値をもつXMLエレメントに対応するクラスです。
    class NetworkConfigElement : ConfigurationElement
    {
        [ConfigurationProperty("IPAddress")]
        public string IPAddress
        {
            get { return base["IPAddress"] as string; }
            set { base["IPAddress"] = value; }
        }
    }


ConfigurationElementCollectionクラス
複数のConfigurationElementをまとめるクラスです。
    class NetworkConfigElementCollection : ConfigurationElementCollection
    {
        protected override ConfigurationElement CreateNewElement()
        {
            return new NetworkConfigElement();
        }

        protected override object GetElementKey(ConfigurationElement element)
        {
            NetworkConfigElement elm = element as NetworkConfigElement;
            if (null == elm) return null;
            return elm.IPAddress;
        }
    }



2014年4月7日月曜日

GZIP圧縮に対応したHTTPクライアントを作る

前回の記事で予告したとおり、今回はC#でGZIP圧縮に対応したHTTPクライアントを作ります。
ポイントは3つあります。

  1. GZipStreamを使って入力データを圧縮する
  2. HttpClientHandlerのAutomaticDecompressionプロパティを設定する
  3. HTTPリクエストヘッダのContent-Encodingをgzipに設定する

GZipStreamを使って入力データを圧縮する
圧縮用にMemoryStreamをインスタンス化し、GZipStreamでラップします。
usingをネストしているのはGZipStreamをCloseするタイミングで圧縮が実行されるからです。
byte[] data = null;

using (var memory = new MemoryStream()) {
  using (var gzip = new GZipStream(memory, CompressionMode.Compress)) {
    int input = 0;
    byte[] buffer = new byte[1];

    while (-1 != (input = Console.Read())) {
      buffer[0] = Convert.ToByte(input);
      gzip.Write(buffer, 0, buffer.Length);
    }
  }
  data = memory.ToArray();
}

HttpClientHandlerのAutomaticDecompressionプロパティを設定する
リクエストボディの圧縮は実装する必要がありますが、レスポンスの解凍は.NET Frameworkが対応しています。
var clientHandler = new HttpClientHandler();
clientHandler.AutomaticDecompression = DecompressionMethods.Deflate | DecompressionMethods.GZip;

HTTPリクエストヘッダのContent-Encodingをgzipに設定する
コンテンツがgzip圧縮されていることを示すため、Content-Encodingをgzipに設定します。
using(var client = new HttpClient(clientHandler))
using(var content = new ByteArrayContent(data))
{
  content.Headers.ContentEncoding.Add("gzip");
  using(var message = client.PostAsync(url, content).Result)
  {
    Console.WriteLine(message.Content.ReadAsStringAsync().Result);
  }
}

一般的に、HTTPリクエストが圧縮を必要とするほど大きくなることはありません。
全ての画面データを毎回やりとりするような設計であれば、効果があるかもしれません。

プログラム全体を以下に記載します。

2014年2月10日月曜日

Traceを使用してログを出力するときの設定例(Filter)

ログに要求される機能の1つとして、レベルによるフィルタリングがあります。
Traceを使用したログ出力にも、同様の機能があります。
具体的には、<filter>タグを使用します。

設定例
<configuration>
  <system.diagnostics>
    <trace autoflush="true">
      <listeners>
        <clear />

        <add name="file"
             type="System.Diagnostics.TextWriterTraceListener"
             initializeData="TEXT-WRITER.log">
            <!-- Warning以上を出力 -->
            <filter type="System.Diagnostics.EventTypeFilter"
                    initializeData="Warning" />
        </add>

      </listeners>
    </trace>
  </system.diagnostics>

</configuration>

出力例
TraceTest Warning: 0 : TraceWarning
TraceTest Error: 0 : TraceError

Informationレベルのログが出力されなくなりました。

参考
<filter> Element for <add> for <listeners> for <trace>

関連記事
Traceを使用してログを出力するときの設定例(TraceListener)
Traceを使用してログを出力するときの設定例(TraceOutputOptions)

2014年2月3日月曜日

Traceを使用してログを出力するときの設定例(TraceOutputOptions)

Traceを使用してログを出力するときの設定例(TraceListener)でTraceListenerの設定方法を書きました。
しかし、あれだけでは最低限のメッセージしか表示されません。
この記事では、日時などを表示する方法について書きます。

メッセージ以外を表示するには、<listeners>の<add>のtraceOutputOptions属性を使用します。



<configuration>

  <system.diagnostics>
    <trace autoflush="true">
      <listeners>
        <clear />

        <!-- テキストファイル -->
        <add name="file"
             type="System.Diagnostics.TextWriterTraceListener"
             initializeData="TEXT-WRITER.log"
             traceOutputOptions="Callstack, DateTime, LogicalOperationStack, ProcessId, ThreadId, Timestamp" />

      </listeners>
    </trace>
  </system.diagnostics>

</configuration>

この属性を設定した時の出力例は、以下のようになります。

TraceTest.exe Information: 0 : TraceInformation
    ProcessId=5700
    LogicalOperationStack=
    ThreadId=1
    DateTime=2014-02-02T12:47:28.3398027Z
    Timestamp=6032477769
    Callstack=   場所 System.Environment.GetStackTrace(Exception e, Boolean needFileInfo)
   場所 System.Environment.get_StackTrace()
   場所 System.Diagnostics.TraceEventCache.get_Callstack()
   場所 System.Diagnostics.TraceListener.WriteFooter(TraceEventCache eventCache)
   場所 System.Diagnostics.TraceListener.TraceEvent(TraceEventCache eventCache, String source, TraceEventType eventType, Int32 id, String message)
   場所 System.Diagnostics.TraceInternal.TraceEvent(TraceEventType eventType, Int32 id, String format, Object[] args)
   場所 TraceTest.TraceTest.Main(String[] args)

属性の詳しい説明については、TraceOutputOptions Valuesを参照してください。

2014年1月20日月曜日

Traceを使用してログを出力するときの設定例(TraceListener)

.Netでログを出力するときの選択肢の1つとして、System.Diagnostics.Traceクラスを使用する方法があります。
この時のアプリケーション構成ファイルの記述例を記載します。
テストプログラムとして、次のプログラムを使用します。

namespace TraceTest 
{
  using System.Diagnostics;
  
  public class TraceTest {
    
    public static void Main(string[] args) {
      Trace.TraceInformation("TraceInformation");
      Trace.TraceWarning("TraceWarning");
      Trace.TraceError("TraceError");
    }
  }
}

次にTraceListenerの設定例を記載します。

<configuration>

  <system.diagnostics>
    <trace autoflush="true">
      <listeners>
        <clear />

        <!-- 標準出力 -->
        <add name="console"
             type="System.Diagnostics.ConsoleTraceListener" />

        <!-- 区切りリスト -->
        <add name="delimited-list"
             type="System.Diagnostics.DelimitedListTraceListener"
             initializeData="DELIMITED-LIST.log" />

        <!-- イベントログ -->
        <add name="eventlog"
             type="System.Diagnostics.EventLogTraceListener"
             initializeData="Application" />

        <!-- テキストファイル -->
        <add name="file"
             type="System.Diagnostics.TextWriterTraceListener"
             initializeData="TEXT-WRITER.log" />

        <!-- XML形式 -->
        <add name="xml-writer"
             type="System.Diagnostics.XmlWriterTraceListener"
             initializeData="XML-WRITER.log" />

      </listeners>
    </trace>
  </system.diagnostics>

</configuration>
参考
<trace> の <listeners> の <add> 要素

2014年1月13日月曜日

FormでShowing/Hidingイベントを実装

System.Windows.Forms.Formにありそうでないイベントの一つに、表示前/非表示前イベントがあります。
なければ作っちゃえということで、SetVisibleCoreをオーバーライドして実装してみました。
処理の流れは以下のようになります。

  1. 引数と現在のVisibleを比較し、等しければイベントを発生させずにSetVisibleCoreを呼んで終了する。
  2. 引数がtrueのとき、Showingイベントを発生させる
  3. 引数がfalseのとき、Hidingイベントを発生させる
  4. 2,3の結果、CancelEventArgs.Cancelがtrueのとき、引数を逆にしてSetVisibleCoreを呼び、終了する。
  5. SetVisibleCoreを呼び、終了する。

なお、注意点として、SetVisibleCoreでShow/Hideメソッドを呼ばないこと、Visibleプロパティを更新しないことがあります。これらに違反すると、StackOverflowExceptionが発生してしまいます。

サンプル


参考

Form.SetVisibleCore メソッド

2013年7月21日日曜日

CからC#を呼ぶ面倒な方法の1つ

今回は、CからC#で作ったDLLを呼ぶ方法について書きます。タイトルにも書きましたが、かなり面倒なやり方なので、みなさんは頑張って回避してください。

さて、手順は次のようになります。

  1. C#でDLLを作成する
  2. 上で作成したDLLをレジストリへ登録する
  3. Cでプログラムを作成する
C#でDLLを作成する
Cから呼び出されるライブラリをC#で作成します。

DLLをレジストリへ登録する
警告が出ますが気にしない。だってサンプルですもの。

Cでプログラムを作成する
さあ、ここからが本番です。先ほど登録したDLLからクラス名とメソッド名を指定してオブジェクトに働いてもらいましょう。大まかなイメージはJavaやC#のリフレクションに近いです。

  1. 初期化
  2. クラス名からCLSIDを取得
  3. インスタンス作成
  4. IDispatchへキャスト
  5. メソッド名からDISPIDを取得
  6. パラメータの設定
  7. メソッドの呼び出し
  8. 終了処理
ここで注意が必要なのが、パラメータの設定です。適切なVariantTypeと適切なプロパティを選ばなくてはいけないところ、さらに、パラメータの順番が逆転するところに注意してください。

お疲れ様でした。